Skill拡張

技データの拡張手順の説明を行なう。
なお本項目は、とほりっく氏の解析資料を元に説明する。
データ構造理解
拡張手順
拡張後の利用方法

データ構造理解

※FRにおけるデータ構造
技関連データは
・技名称
・技効果
・技説明文
・技エフェクト
・技表示パターン
の5つで構成されている。

「技名称」は"たいあたり"などの技名のDB
「技効果」は"威力"や"PP"などのDB
「技説明文」はゲーム上における技の説明文のDB
「技エフェクト」は技使用時のエフェクトに関するDB
「技表示パターン」は「〜をつかった!」などの効果表示のDB
となっている。
※RSEではこの他に「コンテスト効果」も存在する。

拡張の際はこれらを空き領域に置換,後続に追加データを記述すれば良い。

拡張手順

※FRにおける拡張手順
技名のDB:0x204660から2839(0x0B17)byte
技効果のDB:0x20D60Cから4259(0x10A3)byte
技説明文のDB:0x427E74から21239(0x52F7)byte
技エフェクトのDB:0x1AA8B0から1419(0x058B)byte
技表示パターンのDB:0x3C490Cから235(0xEB)byte
これら全てをコピーし、データの末尾にある程度のダミーを追加する。
また、抜き出した「技説明文」の先頭に 60byte 適当に追加する。(技No.0の情報がないため)

これらを空き領域に貼り付け、それぞれの参照先を貼りつけた先頭部オフセットに置換。


マップ上で技を使用する際、該当する技名を直接参照しているため、こちらも書き換える。
以下の技を参照するためのオフセットが 0x419e38 以降に存在する。
それぞれ置き換えた先の対応するオフセットを参照するように置換すればよい。
フラッシュ 「00 4b 20 08」 いあいぎり 「d8 46 20 08」 そらをとぶ 「f8 46 20 08」
かいりき  「90 48 20 08」 なみのり  「28 48 20 08」 いわくだき 「28 4e 20 08」
たきのぼり 「58 4a 20 08」 テレポート 「80 49 20 08」 あなをほる 「38 49 20 08」
ミルクのみ 「e0 4c 20 08」 タマゴうみ 「98 4a 20 08」 あまいかおり「90 4d 20 08」


拡張分の技を戦闘中に使用すると、以下のように技名が正しく表示されない。
 例:「フシギダネの タネばくだん!」→「フシギダネの くさタイプ!」

080d86a4 20b1 mov r0,#0xb1
ここで表示の上限(技個数)を設定しているので、#0xb1を#0xFF(255)に変更。
以上で技拡張作業は終了となる。

*追記
上記手順では512個以上の技追加に対応できない。
080d86a4 20b1 mov r0,#0xb1
080d86a6 0040 lsl r0,r0,#0x01
080d86a8 4281 cmp r1,r0

この6byteの処理を除去すれば、512個以上の技追加も対応できる。
ただし習得技の形式の関係上、513個目以降の技は使用できない。

拡張後の利用方法

技名,技効果,技説明文は各ツールを利用すれば編集可能。
PokeSynthesisで編集する際はiniの「技関係」のオフセットを変更する事。
エフェクトは別分野となる為、本項目では触れない。